神戸バスキュラーアクセス 小島外科|神戸市兵庫区|血管外科・外科のクリニック
小島外科
FAX:078-515-7356(休診:日・祝)

理学整体04 からだのゆがみチェック

知らぬ間に歪んでいるあなたの体

私たちの体は、気づかないうちに歪んでいるということがよくあります。
「あなた、少し猫背じゃない?」「右肩がいやに上がっているね」「首がいつも傾いているぞ」などと友人や家族の人に注意されて、初めて異常に気づく場合もありますし、首や手足の動きに引っかかりを感じたり、関節の痛みによってわかることもあります。

体の動きに不快感があったり、内臓器の働きに慢性的な悩みを持っている方は、ぜひ自分で体の異常をチェックしてみることをすすめます。

チェック1 首の動き

チェック1 首の動き

体をねじらないように首を左右に向けて動きを見ます。(左右を見る時に体を動かしてしまうと、首だけの動きがわからなくなってしまうので注意する)。引っかかるような感覚や左右の動きに差がある場合は、頚椎の異常や首の周辺の筋肉の異常が考えられます。
また、体幹が傾くことによって肩の高さが狂い、それが原因で首周辺の筋肉のバランスが崩れ、首の動きがおかしくなることも考えられます。
首の動きに異常がある方は、腕に痛みやしびれ、関節の痛みが出やすくなります。逆に腕の筋肉に何かの異常がある場合は、首周辺の状態を整えることでサポートできるケースが多くあります。

チェック2 両手の挙がり方

チェック2 両手の挙がり方両腕の力を抜いて、自然に手を挙げてみます。壁の鏡などを前にして行うと、自分でチェックすることができます。

左右の手が同じように挙がらなければ、肩関節や 肩に関係する筋肉(肩周辺だけでなく、腰や背部から始まる筋肉も関係)の異常、上半身の歪みがあると考えられます。
この場合、頭痛、肩凝り、めまい、喉の異常、腕の異常、肋間神経痛、腰痛、便秘、下痢、胸部・腹部内臓器の異常などが現れやすくなります。

チェック3 肩の高さ

チェック3 肩の高さ

これも鏡を前にして行ってください。
肩の力を抜いて自然な状態で両手を下ろします。
この時、両肩の高さに違いがある場合は、肩だけでなく体全体が傾いて歪んでいます。
また、肩から上の首や頭のバランスまでも狂ってきます。
この結果、周辺の機能に障害が出ることを示しており、頭痛、肩凝り、腕や手の痛みとしびれ、背中や肩の痛みと突っ張り感などに関係しています。

チェック4 床への手つき

チェック1 首の動き

正座をして両手を脇にそって自然に下に垂らします。両手が床にたくさんつくほど腰や背中が丸くなっていることを現しています。また左右に差があるほど、体が傾いている証拠になります。
この場合は、背骨・胸・肋骨・骨盤の歪み、腹部・背部・腰の筋肉の異常が考えられます。
背中の痛み、腰痛、ヘルニア、側弯症、喘息、風邪、胸痛、胸部・腹部内臓器の異常などに関係しています。

チェック5 膝の出具合

チェック6 足の開き具合

自然に正座をした時、左右の膝頭が揃っていない場合は、腰や骨盤がねじれていることを示しています。
このため腰部、骨盤の周辺の機能に異常があることが考えられます。
腰痛、下肢の神経痛、内臓疾患、生理不順、生理痛、便秘、不妊症などに関係があります。

チェック6 足の開き具合

チェック6 足の開き具合

座ってアグラをかきます。両足の裏を前で合わせます。
異常がある場合は、足の開きやすい側と開きにくい側とが出てきます。この差が大きいほど、膝や股関節の状態、骨盤から背骨、腰の部分、腹部に至る障害が出ていることを示しています。
腰部、骨盤、股関節、膝関節などの痛み、下肢の神経痛や疾患、故障が出てきます。

チェック7 つま先の開き方

チェック7 つま先の開き方

静かに仰向けに寝て足を伸ばします。
この時、両足のつま先が同じ向きでなく、開き具合に左右の差があるほど、股関節、骨盤、体幹の異常を現しています。

チェック8 横座り

チェック8 横座り膝や足を横に出す横座りを左右やってみます。どちらかがやりやすく左右に差があれば、骨盤や腰部、股関節の障害が出ています。
腰部、骨盤、股関節、膝関節などの疾患、痛み、下肢の神経痛、生理痛、故障などに関係があります。

チェック9 腰椎の出具合

チェック9 腰椎の出具合

正座して、体全体の力を抜いて楽な姿勢をとります。
この時、腰部を手で触れてみます。へこんで溝のようになっていれば正常ですが、腰椎がゴツゴツと触れるようであれば、体全体が丸くなっている証拠です。
腹部が緊張し、骨盤が後方に下がって腰椎が後弯し、それに伴って、肩、首が前に突き出し、顎が上がった状態になります。体の前後の異常がこのようなバランスの崩れとなって現れます。

チェック10 背中の歪み

チェック10 背中の歪み

 

両手を膝の前につけ、前かがみになって背中のふくらみを見ます。
どなたか家族の方にチェックしていただくといいでしょう。
左右どちらかが盛り上がっていれば、体幹および脊柱を支える左右の筋肉のアンバランスがあり、体を正常に支えることができない状態であることを示しています。

 


以上が簡単にあなたの体の異常を発見するチェック法です。
チェック2・3・4は鏡の前で行うとよくわかりますが、その他のチェック法も家族や友人に見てもらえば、よりハッキリと異常を知ることができると思います。

今まで、右膝の関節が時々痛かった、便秘がちだった、生理痛がひどかったなどと、具体的な症状を持ち、不安を抱えていた人は、このチェック法によって体の異常を発見することはほぼ間違いありません。
自分の体の歪みを知ることによって、自分の体のどこがおかしくて、どこを整え、治さなくてばならないかがおわかりいただけると思います。