人間の体は、日常生活を行っているうちに、徐々にある一定の癖と申しますか、歪みが生じて参ります。これを『体癖』と申しますが、これが人体に様々な災いをもたらします。
人体は精密な構造で成り立っており、手足では、筋肉・血管・神経などが骨を中心とした支持組織を形成しています。胴体では心臓・肺・内臓諸機関を骨格を中心とした支持組織でしっかり守られています。
こういった内臓諸機関や神経・血管は見事なまでに美しく配置されていて、それぞれの機能障害が応じてくるようになるのです。これを理学整体では『内臓体性反射』とか『体幹末梢反射』と称しています。
歪みや捻れなどによる内臓諸機関の機能低下は幾ら薬を飲んだり、サプリメントを飲んだり、栄養ドリンクを飲んだりしても改善されません。この人体という人体の精密機械の構造を、本来あるべき正しい位置に戻してやり、機能を最高度に発揮できるように修正することこそが、本来の治療であると我々は考えます。
腰痛や肩凝り、スポーツ障害で悩まされている方の治療はもちろん大事ですが、私たちが最も重要と考えていることは、高血圧や糖尿病、肝機能障害、動脈硬化症といった生活習慣病の日常管理の手段として、お役に立てていただきたいのです。
患者様の中には、色々な薬を内服されている方もいらっしゃることでしょう。
色々な薬につきまして、身体の動きや整体施術に精通した医療者が内服薬・日常生活管理・運動療法などを一元管理することによって、さらに健康的に日常を過ごしていただけるようになることではないかと考えます。
理学整体の施術は、より健康な状態を維持していただくための施術法であることをご理解いただければ幸いです。
最新の西洋医学と東洋医学、整体施術から統合的に一人の患者様を健康になるように導きたいというのが小島外科設立の理念でもあります。