バスキュラーアクセスは日頃から自分でもシャントの状態を見ておくことで変化に気付きやすく早めの対処ができます。


・1番に分かりやすいのがスリルの確認
スリルは、動脈と静脈の吻合部を触れると手に振動が伝わります。スリルが普段より弱いと狭窄、スリルがないと閉塞しているかもしれず、血液量が十分に確保されずに透析が行えななりますので、毎日スリルの有無強弱を確認することで早期対処することができます。


・ シャント音の確認
シャントに聴診器を当てると、正常な状態ではザーザーと低い連続音が聞こえます。
ヒュンヒュン ヒューヒューと断続的な高い音がする場合や、普段より音が弱い場合は狭窄の可能性があります。
吻合部1カ所ではなく全長を聞くことが大切ですので普段から確認しておくと早期発見できます。


・腕の状態確認
皮膚や血管に赤みがある場合感染の可能性があります。軽度感染なら抗生物質で治りますが、重症化すると敗血症を起こし手術が必要になることもあるので毎日観察してください。特に人工血管の人は穿刺部などから膿が出ていたり、赤み意外にかゆみ、熱感、かぶれ、痛みの症状がないかも注意してください。

瘤が大きくなりすぎていたり、指先の酷過ぎる冷感や痛みや紫色化も出ていないかチェックしておきましょう。
スチール症候群の場合は漢方やプレタールなど薬物療法、必要があればシャントの血流を少し落とす手術、またはシャント閉鎖など行います。

いづれも早期に気付くことで早く対処することが可能になりますので
日々の自己チェックが大事になります。